SV S17最終352位(R1974) ペコニンフかわいいもん!展開 ~好きなポケモンで勝つためには~

 

サムネイル用構築画像

い)はじめに

こんにちは!はじめましての方は初めまして!いろぺこと申します。
今回はS17でモルペコと潜って352位となりました。満足しているわけではないのですが、この順位は構築記事で確認できる範囲でSVのモルペコ使用者の最高順位でしたので(確認した最高位は393位) いつか自分がモルペコと更なる高みを目指すときの壁となれるように構築記事にしてまとめておこうと思います
(注:今期はデフレだったとはいえ上記の393位の方はレート2012までいっているので全く勝ったと思ってはいません。モルペコと次に戦いたいと思った時には自分の今回の順位もこの方のレートもともに更新したいなと思っています)
最後にコラムとして「好きなポケモンと一緒に戦って勝つためには」について自分なりに書いてみますので、良ければご覧ください。

順位画像

 

ろ)構築コンセプト

モルペコと戦う

神秘の雫ウーラオスの火力を押し通す

 

まずモルペコと戦いたかったのでモルペコを入れるのは確定としました。
その中で前期形にしきれなかったけどパワーが出て柔軟に戦えると思っていたブリジュラスニンフィアウーラオスの3匹も確定としました。詳細はポケモン詳細で記載しますが、雫ウーラオスの火力を押し通すために2匹で起点作成していく形をとります。またウーラオスが出せないドオーやヘイラッシャあたりに強気に出たかったのでそこに強く出れるエースとして炎オーガポンを採用。最後はここまで鈍足寄りなポケモンで固まったので、上から行動できるようにかつ起点作成もできるようにエナジーハバタクカミを採用しました。

 

は)ポケモン紹介

<お断り>

ただ構築記事を書くだけだとつまらないなと思ってTwitterでコラム書くなら何がいいかアンケートを取ったところ、モルペコの魅力語りをしてほしい方が一定数いらっしゃたので、モルペコの紹介欄で対戦に関係ないこともつらつら書きます。興味ない方は読み飛ばしていただきたいです。

 

モルペコ@きあいのタスキ(ゴーストテラス)

はらぺこスイッチ

133ー147(252)ー79(4)ー×ー78ー163(252↑)

オーラぐるま はたきおとす がむしゃら ちょうはつ

ASぶっぱ

 

相棒として一緒に戦いたくなったので投入しました。かわいさはさることながら、独自の強さもあって相手を見て出してあげるとしっかり活躍してくれることも多かったです。オーラぐるま、はたき、がむしゃらは強すぎるので確定採用して、ラストの枠は捨て台詞、イカサマ、ちょうはつ、怒りの前歯などが候補でした。電磁波は構築単位でS操作をうまく使えるように組む予定はなかったのでなし。その中でモルペコの強みとしては、受け系統刺さりやすい技範囲をしていたり起点作成を阻害することに向いていると判断したためちょうはつにしました。実際にちょうはつにするとディンルーに対して、ちょうはつ→はたき→がむしゃらでほぼ相打ちが取れたり、受けループなどの毒展開を阻止しながらがむしゃらで削ったりとできました。

主に投げた構築はドヒドディンルー、ディンカイサフゴ、受けループ、初手イーユイがきそうな場合等で投げていました。環境初期はオオニューラ入りに投げて初手ゴーストテラスでねこだましを透かしたりしていました(中盤以降オボン型が増えたのでなしになりました)

 

~ここからモルペコ語り~

まず自分の名前のいろぺこは色違いモルペコというとても安直なところから来ております。前作の剣盾でポケモンをダイパぶりに復帰したのですが、あまりのかわいさに一目惚れし、人生初の色孵化厳選を行いました。そのちょっと後くらいにTwitterを始めたのでいろぺこと名乗るようになりました。
まずモルペコの魅力としてあまりのかわいさが挙げられます。ポケモンセンターで手に入れた子たちですが、全員自分で手に取ってこの子だと直感した子をお迎えしております。笑顔も寝顔も素敵すぎます。

また他の電気ネズミ族と違って'まんぷくもよう’と’はらぺこもよう’の2種類あるのがとても贅沢です。1つの推しで2度も楽しませてくれるなんて最高ではないでしょうか。

またこの後ろ姿を見てみてください。小っちゃくてかわいいのはもちろんこのなでなでしたくなるような丸っこいフォルム。リアルでいたら頭からおしりまで色々な部位を撫でまわしたくなってしまいます。

あとこれは敵を倒したり交代してきた時にとるポーズなのですがいかがでしょう。👍サインをしてくれます。ただでさえ活躍してくれてるときはいいぞいいぞ頑張れ!って気持ちになるのに、こんなポーズとってくれたら応援したくなってしまいませんか。
そうです!モルペコと潜るとかわいさはもちろんこんな所作にまで楽しませてくれるのです。なんと素晴らしいポケモンなのでしょう。他のポケモンでは味わい難いでしょう。

ちなみに自分が使っているモルペコはメソメソ泣く証持ちでさみしがり屋な性格の子です。リアルでいたら絶対守ってあげたいし、構ってあげたくなってしまいます。はらぺこの証持ちの子もいるのですが、この子があまりにもかわいいのでランクマではこの子といつも潜ってます。

HBDが58とこんな小さい見た目に似合った耐久値をしていますが、だからこそがむしゃらが生きますし、オーラぐるまという破格技があることによって、そこそこの活躍機会をもたらしてくれます。かわいい。かわいい。でもぺらい…。でもだからこそ活躍できることもある。
自分は飽き性なのでモルペコと潜るのはまたしばらく時間を空けてにしようと思っていますが、また必ず使おうと思っていますし、その時はもっと高みへ連れて行ってあげたいなと思っています。
以上モルペコ語りでした。

 

 

ニンフィア@食べ残し(水テラス)

フェアリースキン

201(244)ー×ー128(252↑)ー131(4)ー151(4)ー61(4)

ハイパーボイス あくび みがわり バトンタッチ

HB特化しH奇数調整
無振り60族抜き


HBに振り切ることでサーフゴー以外のポケモンに不利をとらない優秀なポケモン。単体であくびで様子を見ながらフェアリー技の通る相手にハイボを入れたり、後述のブリジュラスのステロからステロあくびで嵌めたりしました。またこの技構成にすることでドオーやキョジオーンの前で身代わりをしてバトンすることでエースの積みの起点を作る動きは相手視点で見えない起点作成となって強かったです。
この子もとてもかわいいし、きれいに相手をはめることができた試合はよくやった!ってなります。SVで一番お世話になってるかも。とても好きなポケモン

 

ブリジュラス@パワフルハーブ(ステラテラス)

頑丈

191(204)ー×ー151(4)ー183(172↑)ー86(4)ー121(124)

ラスターカノン エレクトロビーム 流星群 ステルスロック

H:16n-1でオーガポンのつたこんぼうだいたい2耐えするライン
S:1舞110族抜き調整ライン+1(早いカイリュー以外と遅いウーラオスの上をとれるライン)
余りC

ちょっと珍しいステロブリジュラス。この型にした意図はステロを撒くことで後述のウーラオスカイリューを突破しやすくなるようにしたり、ステロあくびループに嵌めることができるようにできながら、ラス1イダイトウに対してエレクトロビームを打てば勝てる盤面を作れることにあります。またママンボウオーロンゲなどに対して初手ステロでエレクトロビームが考慮外となるため、ニンフィアでいなしながら、次の対面でエレクトロビームを打ってサイクル崩壊を目指せるのも強かったです。

 

ハバタクカミ@ブーストエナジー(水テラス)

こだいかっせい

143(100)ー×ー107(252)ー168(100)ー156(4)ー180(68↑)

ムーンフォース 瞑想 甘える 痛み分け

最速110族抜き+1(エナジードクガやひっこめた後のオーガポン、ミラーなど意識)
Bぶっぱ
H16n-1調整
あまりC(+1ムンフォで等倍パオジアンが確定で落ちるライン)

構築の特殊エースかつ2番手としての起点作成役。言うことは特になく無難に強かったです。うまいことカイリューにテラスを切らせてウーラオスかオーガポンが通るようになることを意識しました。

 

連撃ウーラオス@神秘の雫(水テラス)

ふかしのこぶし

203(220)ー187(156↑)ー121(4)ー×ー81(4)ー133(124)

水流連打 ドレインパンチ 剣の舞 アクアジェット

準速カイリュー抜き
A:11n(ステロ踏んだH振りカイリューが+2テラス水流連打で余裕で落ちるライン)
余りH(B振りでパオのテラバ耐え調整などが多いが、火力低めなカミの+1ムンフォなど意識)

構築のエースです。主にニンフィアやカミからつないだ起点を活かして全抜きを目指しました。神秘の雫のおかげでテラスアクジェなどもとんでもない火力が出ることが多く、ステロふんだH振りのパオジアンが+2テラスアクジェでかなり高確率で落ちます。
うまく展開できた時はとても楽しかったです。

 

オーガポン@かまどの面(炎テラス)

かたやぶり/おもかげやどし

187(252)ー176(156↑)ー109(36)ー×ー117(4)ー138(60)

ツタこん棒 ウッドホーン つるぎのまい 電光石火

準速ブリジュラス抜き
特化テラス水流連打約90%耐え
余りA(11n)

ウーラオスが通しにくい時のエースです。また初手役で困ったときはオーガポンから入ることもありました。特にドオー入りは殆どドオーが裏にいるのでニンフィアから入り、あくび(交代でドオーにあくびが入る)→身代わり→バトンから剣舞を積んでエースとなってくれました。型破りが偉い。

 

に)最後に

記事にこそしてますが、本音を言うとかなり悔しい結果に終わったなって思っています。2000までは少なくとも行きたかったし、R2012を超えてモルペコ全一を名乗りたかったです。現在身体を壊していることもあり、故に最終日付近は発熱もあって思うように潜れなかったと言い訳もありますが、織り込み済みでもっと早めに上げておかなければならなかったなと反省してます。予定が狂ってしまい計画通りにいかないなんてことはままあることですし、もっとポケモンをうまくなって勝率を高めていきたいなと痛感させられました。

 

なお最後にの後にはなりますが、コラム的にあまり環境で見ないポケモンを活躍させるには?という点について自分なりにまとめて書いてみようと思います。
好きなポケモンがいるけど活躍させられないなって方、もし良ければご覧いただけたらと思います。

何かご質問等ありましたらTwitterの(@pecpecotter21)までご連絡ください。
それでは。

 

 

ほ)[コラム]好きなポケモンと一緒に戦って勝つためには

ここでの好きなポケモンは俗にいうマイナーよりなポケモンを指しているとご認識ください。またここでは自分がレギュFで使ったポケモンとしてレート2000をとった時のジャラランガ(軸とするケース)と、今回のモルペコ(特定の相手に出すケース)を例示していきたいと思います。

(↓ジャラランガ構築の記事リンク)

SV S15最終549位(R2002) ジャラランガVictory - pecopecochiku’s diary (hatenablog.jp)

 

A〉軸とするケース
使用率の低いポケモンであることは当然それなりに強くなかったり、環境的に苦しい要素が多く存在するのが現実としてあります。それ故に軸にして勝つのは至難であると思います。しかしそれでも環境上位のポケモンではできないこと、使用してみて扱いにくさを感じる点を理解するとじゃあこのポケモンならその嫌な点を解決できるんじゃないか?と採用に至るケースはあります。例えば自分のジャラランガはブリジュラスでは流星群の命中不安定さが使いにくさにつながってると感じ、命中安定で最低限の火力を保ちながらステロが撒けるポケモンとして採用しました。実際に採用すると使用率に反して安定したプレイングにつながるケースがそこそこあり、とても感触が良かったです。


ただこうして採用できるケースは稀な方なのかなと思いますし、自分が使いたいポケモンでそれが満たされるケースはほとんどないと思います。故に次の特定の相手に出すケースが大切になるのではないかと思っています。

 

B〉特定の相手に出すケース

特定の相手に出して活躍させるために必要な要素は3点あると思ってます。

a)そのポケモンの強みを引き出せる型を把握する

b)環境にある程度いる並びに対してその強みで勝てそうな並びを探す

c)本当にその強みで勝てるかどうか検証+その強みを出せる近い型の模索する

 

上記3点を意識してトライ&エラーできるといいかなと思います。
これは決してメジャー・マイナー問わず軸の補完として組み合わせる時に大切な考え方であると思っています。
しかしメジャーなポケモンを採用しているケースと大きく異なるのは補完から先に決めていくところにあるかなと思っています。

①環境に多くいる並びに対して強い動きとなれる軸を決める(3~4体目まで)

②軸の強さが出せない並びに対して補完を決める(4~6体目まで)

③(必要な場合、)動きがそもそも通じにくい相手の対策となるポケモンを入れる(6枠目の受けル対策など)
通常構築は上記①→③の準に環境の変化等踏まえながら決めていくものとなります。

しかし好きなポケモンで戦うケースにおいては③からスタートすることに大きな違いがあると思っています。
好きなポケモンで荒らせる「並び」を先に決める(③に該当) 決めた並びにしっかり勝てるように軸となれるポケモンを採用。そのポケモンが別のメジャーな並びに対してしっかり勝てるような並びを作る(①に該当) その後軸も好きなポケモンも通しにくい相手への補完となるポケモンを採用する(②に該当)
すなわち③→①→②の順で採用することになるかなと思います。
モルペコの場合、受けループに対して強いという点から毒展開等を阻害しながらがむしゃらで可能な限り荒らして退場し、裏のオーガポンとウーラオスで潰しきる動きをしていました。受けル視点、カミやブリジュラス対策のハピラキは抜けないので、実質3vs2でポケモンできるので殆ど勝利してました。ここで大切な考え方は2点あります。

まずは強い並びとしても全部倒しきるのではなく、荒らして裏で詰めきれる状況を作ることです。1匹で全部を見るのはそれこそ至難の業になります。ポケモンによっては詰めきる立場を担うこともあるかなと思いますが、1匹で何とかしようとできるほどパワーがあるわけではないかなと思いますので、3匹で勝ち切ることが大切かなと思います。
もう1点は仮にそのポケモンの型がハマっていたとしても環境の変化を追いながら別の型も模索することです(頭の中程度でいいですが) メタっていた構築が環境から消えてしまえば役割はなくなってしまいます。好きなポケモンを使い続けたければ、そのポケモンを模索し続ける必要性はあります。模索することで他の役割を担える可能性に気づくきっかけにもなり得ますので大切になります。

ただ何にせよ大事なことは、どんな構築を作るとしても適切な環境把握とその把握した内容に対処できるようになること、その精度を高めていくことです。誰がマイナーポケモンを上手に使えるかといえばそれは環境上位のポケモンもしっかり使いこなせる人です。これは間違いのないことなので、自分が好きなポケモンを使って上で戦うためにもポケモンバトル自体を上手になっていくべきです。自分自身もモルペコをもっとうまく使って上位で戦えるようになるためにも、ポケモンバトルをうまくなれるように戦っていきたいなとこのコラムを書いて改めて思いました。これを読んで好きなポケモンを輝かせたいと思う方が少しでもいたらうれしい限りです。