SV S14 最終170位 (レート2072) 猛りすぎ!パオパオサイクル
い)はじめに
こんにちは!はじめましての方は初めまして!いろぺこと申します。今回はS14で最終170位(レート2072)でレート順位ともに自己最高記録を更新できたので、記念に構築について記事に残そうと思います。
自身のプライベートの事情からなかなか最終日を戦い抜くことは難しいため最終結果を求めるのは難しいですが、それでも記録更新はもちろん中盤に2ロム瞬間1桁を達成するなど自分が戦ってこなかった舞台で戦えたのでとても充実したシーズンとなりました。構築は1か月間殆ど変えずに潜りましたので、良かったらご覧いただけますと幸いです
ろ)構築コンセプト・経緯
・タケルライコの優秀な能力を活かしてサイクル戦をする
・カミ・パオジアンなどの高速高火力を押し付けてサイクル戦を制す
DLCの第二弾が配信された後、新パラドックスポケモンなどの情報が解禁された時に一番にタケルライコに目がつきました。高耐久に高火力を備えながら迅雷という先制技を持ち、ボルトチェンジによる対面操作ができて流星群という高火力のタイプ一致技も打てるため、サイクルを回す中でクッション、詰め、高火力の押し付けのすべてができることに注目し軸とすることに決めました。
またタケルライコとタイプ相性が良くとんぼ返りで対面操作もできるアーマーガアを相方にしようと決めました。この2匹に一貫する技は、氷・悪・ゴーストのみでその一貫する高火力技を押し付けてくるパオ・イーユイに強く出られるスカーフ水ウーラオスを3体目に添え、またアマガとタイプ相性が良くて高火力の特殊技を押し付けられるメガネハバタクカミを採用しました。ここまで積み要素がなかったことと先制技を打てるポケモンが欲しいと感じたため、タケルライコと見た目の攻めの補完が取れるパオジアンを積みエースとして採用しました。
残りの1枠は最初ラグラージやガオガエンなどのはたき持ちのクッションなどを入れてましたが、タケルライコの迅雷・パオの不意打ちと相性の良い毒菱展開のできるオオニューラを入れると感触が良くしばらく潜ってました(1桁タッチの時はここまでの6匹でした)しかし、オオニューラがタケルライコの苦手な地面タイプを誘いがちで不利な展開をとることが多かったので、色々試して最後にあくび持ちの残飯暁ガチグマを採用して構築完成となりました。
は)ポケモン紹介
ハバタクカミ@こだわりメガネ(フェアリーテラス)
こだいかっせい
131(4)ー×ー89(108)ー187(252)ー156(4)ー190(140↑)
最速トドロクツキ抜き抜き
おくびょうの中で火力最大
余りB
高速・高火力の特殊エースとして無難なポケモンとして採用しました。初手に投げて相手に高火力を押し付けたり、相手にテラスを切らせやすいポケモンでもあるため、タケルライコなどに一旦引いてフェアリーかゴーストか一貫を作ってスイープしたり様々な場面で活躍してくれました。また相手の積みギミックを滅びで流したりもできてアタッカー以外の役割もできるのがとても使いやすかったです。ここまでSを振ることで相手のカミ・パオの同速対決にも勝つ機会が多かった(恐らくここより早いのは最速しかいないはず)ので強気に同速勝負してました。
アーマーガア@ゴツゴツメット(炎テラス)
ミラーアーマー
205(252)ー107ー135(76)ー×ー140(180↑)ー66(↓ S個体値4or5)
S個体値無振りカバルドン抜かれ(色違い探してたまたま出た子)
調整はバンビーさんの動画を参照って参照した記事に書いてありました(つまり調整意図不明)
タケルライコと相性の良いクッション役。ただ受け寄りなサイクルを回すのはちょっと難しい面もあったため、選出はあまりできませんでした。ただ明らかにアーマーガアが重い構築もあり、出した試合での活躍は大きかったです。またガチグマやカイリューなどの選出抑制に少しは役割発揮してくれたのではと思っています(体感少なめでもあった) 特殊耐久にここまで振っていることで物理受けとしてだけでなく、カミやツツミなどにも後投げできたりしたのも大きかったです。
タケルライコ@とつげきチョッキ(フェアリーテラス)
こだいかっせい
223(180)ー×ー112(4)ー206(244↑)ー110(4)ー105(76)
10万ボルト 流星群 ボルトチェンジ じんらい
HP16n-1で最大
無振りサーフゴー抜き
チョッキを持たせるためDは偶数
余りC
この構築の軸として新ポケモンの中で一番に目をつけて採用しました。
構築経緯で記載の通り、クッション・詰め・高火力の押し付け全部できるポケモンでとても使いやすかったです。これらを担える神速・羽休め持ちのカイリューの方が回復技もある分場持ちの良さはありますが、タケルライコにはボルチェンがあるため対面操作ができる点はカイリューとの差別化点となります。
また高耐久ゆえに物理の不一致弱点技や火力を落とし気味のエナジーカミや耐久振りのアシレーヌのムンフォくらいなら余裕をもって耐えるのも偉かったです(何なら2耐えする時もある)
難点を述べるとすれば地面タイプに流星群連打するしかなく、火力が下がってしまう点。ただボルチェン・迅雷は火力も低く連打するのに優秀な技では当然ないためテラス不要で安定打となる10万ボルトは外せませんでした。
放電にしなかった理由は、無振りのカミ・ドクガ(特殊耐久同じ)に対して、10万+迅雷(orボルチェン)で70%前後で落ちるため。
ブリジュラスが新ポケモンで最強という声も多いかとは思いますが、個人的にはそこに並ぶか超えるくらいにタケルライコも強いポケモンだなと使っていて感じていました。
ふかしのこぶし
175ー200(252↑)ー121(4)ー×ー80ー149(252)
水流連打 インファイト とんぼがえり 冷凍パンチ
スカーフ水ウーラオスが重いので意地で火力特化しつつ準速
構築発案時ライコアマガとサイクルを回すうえでパオジアン・イーユイが重くなりそうだったので入ってきたスカーフ枠です。この子も思っていたよりは出しませんでしたが、単体パワーは相当高いために出した試合で腐ることはなく初手置きのしやすさと詰めにもなれる優秀さは特筆すべきものでした。
ガチグマ(暁)@食べ残し(毒テラス)
しんがん
220(252)ー×ー141(4)ー176(36↑)ー102(132)ー83(84)
ブラッドムーン 大地の力 あくび 月の光
月の光の回復量を考慮してHP偶数
12振り60族抜き(麻痺を入れたウーラオス抜きのポリ2とガチグマ等に先制したいため)
C:11n
余りD C187カミのムーンフォースを残飯込み確定2耐え(エナジーカミへの後出しを考慮)
最後に入ってきた構築の穴埋めクッション枠。単体性能が高すぎてクッションながら相手を崩壊させていくことができました。月の光による回復がとても優秀であくびによって相手の裏を確認するだけでなく、相手との撃ち合いに勝つこともできました。ただ浮いている身代わり持ちに嵌められるケースもありメタられているポケモンでもありましたが、それでも拾った試合の方が多かったのは間違いないです。後述の積みエースとなるパオとテラスの取り合いが頻発したので、そこは構築の課題だったと感じていました。
パオジアン@黒い眼鏡(フェアリーテラス)
わざわいのつるぎ
155ー189(252↑)ー109(68)ー×ー85ー179(188)
A特化
最速サケブシッポ抜き(最速110族抜き抜き)
先制技で縛られるケースを減らすためあまりB
本構築の圧倒的エースであり、パオジアン史上初かもしれない氷技のないパオジアン(氷技を抜いて使ってる方がいらっしゃったらごめんなさい) 個人的にはパオジアンは命中安定のかみくだくを押していきたいポケモンだと考えていて、その火力を底上げする黒い眼鏡持ちのパオジアンを採用しました。中盤くらいまではカイリューサーフゴーに強く出るためにゴーストテラスで使っていて、テラバの枠はつらら落としでしたが、つららを押す機会は相手のフェアリーテラスのポケモンかゴツメ持ちにしか押さないし、命中不安で使い勝手も悪く、パオジアンとウーラオスに弱かったのでフェアリーテラスに変更しました。結果としてテラス依存度は高まったものの、カイリューのスケショを防いだり、パオウーラに臆さず出していけたのでこの変更は正解だったと思っています。
エースのアタッカーには命中安定をなるべく期待したいと考えるため、不意打ち択は存在するものの、そのほかの面では確実に相手を倒していける、自分も相手も精神衛生的に良いパオジアンでした(多分…)
に)選出・重い相手
<選出>
結構自由(にできるように組んだつもり)
カミ+ライコ(orガチグマ)+パオジアンが一番出しました
今期ちょっと多かった受けルにはライコウーラパオジアン
<重い相手>
・神速持ちカイリュー(アマガあまり出さないし普通に貫かれる…カイリュー型多すぎ)
・アマガキョジドオー(誰かは必ずどれかで止まる 1戦だけだったけど無理)
・イエカシラ(かなりシビアなターン管理が要求される ただ勝率は悪くなかった)
・不意の地面テラス(迅雷で縛れてると思ったカミやツツミに見事にやられました)
に)最後に
今期はライコの能力に一番に目を惹かれ頑張りたいと決めて潜っていたので、中盤2ロム1桁達成や、順位レートともに過去最高を記録できてうれしかったです。
ただ体調面の問題で最終日あまり潜れなかったためにもっと上を目指せたんじゃないかなって気持ちはわだかまりとして残りました。そうは言ってもそれまでにたくさん潜っての結果なので、良くも悪くも自分の実力を示す間違いのない結果なのかなと感じました。
最終日しっかり潜れるのはいつになるか分かりませんが、いつか潜れた時にはもっと高いところでしのぎを削りあって高みを目指していきたいなと考えています。
何かご質問等ありましたらTwitterの(@pecpecotter21)までご連絡ください。
それでは。